SmartReefTankの概要
こんにちは!今回は、私が取り組んでいるSmartReefTankプロジェクトについてお話しします。このプロジェクトは、IOT技術を活用してサンゴ飼育を自動化し、誰もが簡単にアクアリウムを楽しむことを目指しています。現時点では、ラズベリーパイを使った温度センサーの設置や管理サイトの作成、自宅にサーバを構築して遠隔操作できるシステムの構築を進めています。
1. プロジェクトの始まり
SmartReefTankプロジェクトを始めたきっかけは、サンゴの美しさに魅了され、その飼育を自動化することで誰でも失敗なく楽しめるアクアリウム環境を提供したいという思いからです。IOT技術を活用することで、サンゴの保全と啓発運動を推進し、IOT技術面白さ、初心者が1からモノづくりに取り組む楽しさを多くの人に伝え、共有したいと考えています。
2. プロジェクトの目的
SmartReefTankの目的は、以下の通りです:
- サンゴの養殖と増殖を通じて、サンゴの保全と啓発を推進する。
- 誰もがアクアリウムを失敗せずに楽しめる環境を提供する。
- メンテフリー水槽からのデータを世界中のアクアリストやエンジニアと共有し、水質環境について考えるきっかけを作る。
3. 現在の進捗状況
現時点では、以下のステップを進めています:
- 温度センサーの設置: ラズベリーパイを使った温度センサーの設置に成功し、温度をリアルタイムで監視できるようになりました。
- 管理サイトの作成: データを遠隔で監視・管理できるよう、専用の管理サイトを構築しました。
- サーバ構築: 自宅にサーバを構築し、遠隔から操作できるシステムを実現しました。
現時点で少し形になっているのは温度管理です。ラズパイに接続した温度センサーから取得したデータを自宅サーバのデータベースに保存し、そのデータをアプリから確認できるようになっています。それ以外の機能については、まだ実装されていません。
4. 使用している技術とツール
プロジェクトでは、以下の技術やツールを使用しています:
- Raspberry Pi: メインの制御ユニットとして使用。
- 温度センサー(DS18B20): 水温の監視。
- 自宅サーバ: データの管理と遠隔操作のために構築。
- 管理サイト: 水質データの可視化と管理を行うためのウェブサイト。
5. 直面している課題
現在の最大の課題は、家族の理解が得られず、水槽を実際に設置することができない点です。このプロジェクトを通じて家族の理解を得ることで、最終的にはIOTを活用したSmartReefTankプロジェクトを成功させたいと考えています。
6. SmartReefTankプロジェクトの実装機能
SmartReefTankプロジェクトの最終目標は、属人化している水槽管理の手間を軽減し、ほとんど人の手を介さずに水槽を管理できるシステムを構築することです。以下はその実装予定の機能です:
- 温度管理: 温度センサーを利用し、水温を常に最適な範囲に保つ。
- 水質管理: pH、塩分濃度、アンモニアなどのパラメータを監視。
- 水槽内のリアルタイム画像: 監視カメラを使って水槽内の状況を確認。
- 自動給餌機: 定期的に餌を供給。
- 自動換水機(自動海水製作装置): 水替えを自動化。
- 照明コントロール: 照明を自動で調整。
- 水温コントロール: 養殖や産卵に必要な温度範囲を維持。
- 水流管理: 適切な水流を保つ。
- メンテナンス記録: メンテナンスの履歴を記録・管理。
7. 今後の展望
次のステップ
今後は、さらに多くのセンサーを導入し、データの精度を向上させる予定です。また、システムを拡張して他のアクアリストともデータを共有し、広範なデータベースを構築することを目指しています。
8. まとめと感想
総評
SmartReefTankプロジェクトを通じて、IOT技術の活用とサンゴ飼育の可能性について多くを学んでいる最中です。現時点ではまだ初期段階ですが、このプロジェクトが多くの人々にとってアクアリウムの楽しみを広げ、水質管理の重要性を認識するきっかけになることを願っています。
最後に
このプロジェクトが、同じようにサンゴやアクアリウムに興味を持つ人々の助けになり、水質環境の改善と持続可能な飼育方法の普及に貢献できることを目指しています。今後も家族の理解を得て、プロジェクトを前進させていきたいと思います。